『入浴福祉新聞　第112号』(平成22(2010)年4月1日発行)より 　　過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。 　　発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。
	お風呂にまつわるあれこれ

出張先の駅のホームで高齢の女性たちが楽しそうにお話をしているのが聞こえてくることがある。そういうときはたいてい地元の言葉で話しており、旅先であることを実感するひと時である。

ふと、入浴に関連する方言を調べてみた。案外いろいろな言い方をする土地があるらしい。「お風呂」を長野では「おべちゃ」。その長野に比較的地理的にも近い新潟も、「おぼちゃ」という。少し東北にいくと宮城県辺りでは「じゃっぽ」。いずれもお湯に「ぽちゃん」と入るイメージかなと思う。

もうひとつ、幼児にいう言い方で「ちゃいちゃい」というところがあり「おじいちゃんとちゃいちゃいに行こうかね（おじいちゃんとお風呂に行こうかね）」のように使う。さて、これはどこのお国言葉か（ヒントは、日本で一番お寺の数が多いところ）。答えは次号にて。

※発行当時の原稿のまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

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